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放送業界においての必須知識

世界の放送形式について(アナログ)

現在世界で放送されているアナログのカラーテレビ放送方式は大まかに分類するとNTSC、PAL、SECAMの3方式がある

NTSC(エヌティーエスシー)

1秒あたり約30枚(正確には秒間29.97フレーム)の映像を525本の走査線に分割して放送する

開発国であるアメリカを中心に、日本・大韓民国・台湾・フィリピン・中南米(主にブラジルを除く)などで採用されている

PAL(パル)

1秒あたり25枚の映像を625本の走査線に分割して放送する

開発国である西ドイツ(当時)を中心に、イギリス等の西ヨーロッ・ASEAN諸国の大部分・中東の大部分・アフリカの一部・ブラジル・オーストラリなどで採用されている

SECAM(セカム)

1秒あたり25枚の映像を625本の走査線に分割して放送する

開発国であるフランスを中心に、ロシア・東ヨーロッパの大部分・旧フランス植民地を中心としたアフリカ諸国・中東の一部などで採用されている

緑=NTSC 黄色=PAL or PAL/SECAM オレンジ=SECAM

地上デジタルテレビジョン放送について(HD放送)

地上デジタルテレビジョン放送は、1953年に放送が開始された地上のテレビジョン放送を、UHFチャンネル(13〜52ch 53〜62chは2012年まで暫定使用される)を使ったデジタル方式に置き換えるものである。故に、アナログ放送とデジタル放送では、同じ局でもCHが違う

国の政策により、現在放送されている地上アナログテレビジョン放送は2011年7月24日に全国一斉で終了(停波)する。故に、アナログチューナーのみの従来型テレビ受像機では、新たにチューナーを導入しなければテレビ放送が見られなくなる。

UHF

極超短波(ごくちょうたんぱ、UHF:Ultra High Frequency)は極超短波帯(300MHz〜3GHz)の周波数の電波をいう

地上アナログテレビジョン放送及び地上デジタルテレビジョン放送(470MHz〜770MHz)で使用される

VHF

超短波(ちょうたんぱ : VHF、Very High Frequency)は超短波帯 (30MHz〜300MHz) の周波数の電波をいう

地上アナログテレビジョン放送やFM放送・地上波デジタル音声放送で利用される

HD放送について
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